熊鈴日記

はじめたばかりの狩猟のことをメインに、山で生きるさまざまなこと

山仕事の1日を組み立ててみる

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明日は、笹小屋を葺き替える。
地元、六合(くに)地区の若い人、中之条の若い人が手伝いにきてくれることになった。
全国からお客さんが見える中之条ビエンナーレのイベントのひとつであるが、参加してくれる方は地元の人ばかりの総勢15名ほどになりそうだ。
少人数で地元の馬力が集まることによって、人寄せイベントではなく、地域文化の伝承として会を開く方向性を見いだせた。結果論だが、これが良い方向へ向いた。

笹は、地元の方が刈り払い機で刈っておいて下さったので、明日は、それをモリモリ笹小屋に補強していく。

明朝は6時半には家を出る。移動に一時間。近所に挨拶に回り、現場の休憩ブースなどを設置して準備しておく。9時過ぎには入山小で待機して、子どもたちを待つ。
10時から笹葺きスタート。
挨拶と自己紹介の時間を設けて、まずはお昼まで一時間半ほど作業する。
お昼休みは、おにぎりとおまんじゅうだ。

笹小屋の中では火が焚けるので、できた小屋から火を焚いてお茶を沸かしながら、室内を乾燥させる。


16時には作業を切り上げ、17時からを目安に、皆さんにはバーデ六合で温泉を楽しんでもらう。
そのあいだ、私は味噌煮込みの鶏肉鍋をこしらえて帰りを待つ。
本当は熊鍋にしたかったけど肉がてに入らず、無念だったので、熊鍋仕立ての煮込み方にするつもりだ。まだ猟期じゃないので仕方ないと言えば仕方ない…ということにしておく。単なる不精の言い訳だからだ。
だいたい、年がら年中冷蔵庫に熊だの猪だの鹿だのが眠っているのが、この地域というものなのだ。

18時頃、公民館にてみんなで夕ごはんを囲む。炊飯器を持参して、お米もたっぷり炊いておく。不泊の方もいるので、一時間半を目処にご飯にきりをつける。
夕食でやっと、みんなほっとできるはずだ。ゆるやかな交流の時間を持ちたい。その後の自由時間で、私は風呂。
笹小屋で寝たいが、なんとなく底冷えが不安なので公民館でおしゃべりしながら体を休めることになりそう。

翌日は起床7時、お布団を上げて軽く掃除、朝ごはん8時、簡単にご飯を済ませ、9時頃にはとりかかる。
午前中の作業と、昼ごはんのカレー作りを並行して、できれば笹小屋のいろりでカレーを煮るようにしたい。
白根山を見ながら食べるカレーは、きっとおいしいに違いない。

お昼で作業を終わらせて、ごはんを食べたら食休み。周りで遊んだり、ねどふみの里で伝統工芸を見たり、のんびりお茶をしたい。
終了時間の16時前に解散して、皆さん気をつけて~!とお見送りする。
場合によっては、解散してからねどふみの里へ誘導したらいいかも。

私は道具を片付けて、近所まわり。眠くなるから一気に中之条まで帰り、プロジェクトの報告をして寝る。

明日買い足すものは、水のペットボトル。
麦茶を一瓶濃いめに作っていく。
たまねぎを買う。

こんなところだ。洗濯を干したら、今夜はゆっくり眠ることにしよう。
おーっと、チャッカマン!ないと火が焚けない。
火口と薪はそこらじゅうにあるのに、火の元がない!

水、たまねぎ、チャッカマン!水、たまねぎ、チャッカマン!
おやすみなさい。

(c) bearbell 2013