熊鈴日記

はじめたばかりの狩猟のことをメインに、山で生きるさまざまなこと

ジビエ(山肉)料理

おまけ(熊の甘露煮)

鍋に入りきらなかった熊を、溢れそうになった煮汁をベースにして甘露煮に。 一晩おいて冷まして、飴色に。 醤油を濃いめに入れて、三温糖をうすあまく。これだけ。写真よりも少し濃く醤油を入れる。 くつくつ弱火で長めに煮て、でも肉が固くならない程度で火…

つくって食べて熊鍋集会の夜2(夜話編)

熊鍋をつつきながら出た話は、ほとんどが森のことと狩猟のことばかりだった。 その場にいた半数が林業に携わっており、現場や森林管理のこと、森林計画など幅広く精通しているメンバーだったからである。 林業に携わる女性から、熊が好んで実を食べに来てい…

つくって食べて熊鍋集会の夜1(食べ物編)

この連休、久しぶりに熊を煮る機会を得られた。 群馬県の北西端、六合(くに)山岳会の若手メンバーを中心に、山肉を囲む会を楽しんだ。山岳会で自然を楽しむのはもちろんのこと、林業に従事したり、自然写真を撮ったり、狩猟したり、山の恵みを様々に受け取…

イノシシの燻製2(燻煙)

半日干したイノシシを早速燻煙する。 土鍋タイプの家庭用コンロでもつかえるスモーカーに、ひとつかみウッドチップを撒く。煙がでるまでは強火で、煙が出たら80~120℃の温度で1時間ほど燻す。 温度の高い熱薫法でしっかり水分を飛ばし、熱を通した。何度か肉…

イノシシの燻製1(下ごしらえ)

熊鍋集会に持参する燻製の試作をしている。これに集まるメンバーで9月の頭に野反湖でキャンプをしたときは、鹿の燻製が大好評だった。 その時は肉に直接塩をすり込む方法(乾塩煙)でやったが、今回は漬け込み液(ソミュール液)を用いて下味をしっかりつけ…

熊鍋集会の準備

来月の頭に、六合山岳会の若手同志と熊鍋集会をひらく。 「熊もらったんだけど、半年も冷蔵庫で眠っているんだよね。なかなか料理できなくて…」 逗子から六合へ来たH子さんにそう持ちかけられたので、ぜひ私が腕を振るうので熊鍋会やりましょう!という運び…

かんたんジビエ

今回もらったイノシシでつくった料理の備忘録 1.いのスジ煮込み 味噌・醤油・ごま油で味付け。スジ肉は少々のカレー塩で臭み抜き。 濃いめに煮立て、最後におろし生姜を加えて臭み消し。 2.リブロースの照り焼き 酒2:醤油1で一晩漬ける。中火でじっくり…

初体験・イノシシの解体

日曜日の朝、狩猟名人のヤマニさんから電話をもらった。 「今朝イノシシ獲れたが、解体来れるか?すぐばらさねえから」 二つ返事ですぐさま家を飛び出した。今日も美味しいイノシシが食べられる!いよいよバラシができる!そんな期待で胸いっぱいになりなが…

明日もイノシシ

イノシシ肉を食べ続けて三日経った。 初日はハツとレバー焼き、二日目は焼き肉と鍋、三日目の今日は、イノシシ鍋からはじいた筋膜を牛すじのようにぎゅむぎゅむ言わせながら噛みしだいた。 人と食べると楽しくてたくさん食べてしまうので、明らかに食べ過ぎ……

今日もイノシシ

昨日に引き続いて、今日もイノシシ三昧である。 親友が都心から群馬に帰省しているタイミングが重なり、遠くから食べに来てくれることになった。女同士気が合う話は尽きず、群馬で一緒に銃猟をやりたいね、と言っている仲なので話は早い。 イノシシを食べる…

とれたて猪ハツ&レバー

夕方 「グリーンツーリズム講習会in吾妻」から帰宅して、すぐさま一本の電話が入った。 「猪とれたから取りぃ来お!」 先日連絡先を交換した、狩猟名人のヤマニさんからだ。 「行く行く!いますぐとんでぐ!でも、私獲るのになんにもしてないのに良いの?」 …

(c) bearbell 2013