熊鈴日記

はじめたばかりの狩猟のことをメインに、山で生きるさまざまなこと

イノシシの燻製1(下ごしらえ)

熊鍋集会に持参する燻製の試作をしている。これに集まるメンバーで9月の頭に野反湖でキャンプをしたときは、鹿の燻製が大好評だった。

その時は肉に直接塩をすり込む方法(乾塩煙)でやったが、今回は漬け込み液(ソミュール液)を用いて下味をしっかりつけ、手間をかけてみる。

 

1日目(10月25日)

まずはソミュール液の準備

材料

水:1000cc

塩:150g

三温糖:70g

赤ワイン:100cc

その他ハーブ 黒胡椒、ローリエ、セージ、ローズマリー、タイム

 

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これらの材料を加えて煮立て、粗熱をとったソミュール液を軽くこす。

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まんべんなくフォークを刺して柔らかくし、染みこみを良くしたイノシシ肉を一晩漬ける。

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2日目(10月26日)

ソミュール液から取り出した直後の肉はものすごい塩辛い。これを食べられる程度まで塩を抜くために、1~2時間ほど流水にさらして塩を抜く。直接水をあてないようにする。塩加減は切れ端を焼いて味見する。今回は1時間の塩抜きでは足らず、2時間ほどかけた。

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水揚げしたら水分をしっかり拭き取り、水を飛ばすために半日~一日風干しする。今日は天気が悪かったので室内で網の上で干した。

 

いよいよ明日燻製にかける。

きちんとできるのか少し不安だ。乾燥に時間をかけてしまったので、傷んでいないか気になる。肉からかすかに乳酸菌の匂いがする。

これが熟成であれば文句はないのだが…低温乾燥ではなかったので…腐敗に近づいているかも…(帰宅して電気ストオブを点けたまま寝落ちてしまったのだ…)

 

切れ端を焼いて味見して、安心してから再び寝ることにする(理由をつけては食いしん坊)

 

おまけ

ついでに燻製たまごもやりまーす

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握り潰される卵たち

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