「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」を読んだ
狩猟に関する読本をアマゾンで漁っていたら、こんなにかわいらしい装丁の本がサジェストされた。文庫本か何かだと思っていたら、なんと実録風狩猟マンガ。
「山賊」という言葉と「狩猟」が結びつかず、あまり関係のない本だと思ってリサーチをかけなかったのだが、よく見てみたら資料として非常に価値のあるものだと気がついた。コメントに「この作品は、作者の実体験を元にしたフィクションです。が、狩猟や食のシーンに関しては、ほぼ事実です」とある。
狩猟免許(わな・第一種銃猟)を持っている作者が自分の経験に基づいて構成したマンガで、現代の狩猟シーンを等身大で描いている。
アマゾンどころか、ゐすずも大推薦。
狩猟の資料は情報が古い物も少なくないので、この現代的で現実的な読み心地は軽快で実に良い。なんといっても、狩猟の醍醐味である「美味しくいただくこと」がしっかり書いてある。臆せず何でも食べてみるところが良い感じだ。カラスとか…ブルーギルとか…。タヌキは断念していたけど、正解だと思う。
実猟に出た時に気をつけたい、鳥獣法遵守のポイントも押さえてあるので、これから狩猟を始めたい人にはどんな教則本より分かりやすいだろう。
ぜひ皆さんにも手にとっていただきたい。
2巻の表紙がとても可愛いので、これを貼る。 もうすぐ4巻が発売だ!