熊鈴日記

はじめたばかりの狩猟のことをメインに、山で生きるさまざまなこと

お月見

今年の十五夜は良い月が出た。曇りがちな中秋の名月を、こんなに明るい月明かりで楽しむことができて幸せである。
世の中は世知辛いので、手離しで喜べることがとんと少なくなった。だが、こういうことは素直に喜べる。嬉しい。

はりきって白玉団子をこね、秋の取り合わせでおつゆを煮て、簡単な夕食にした。
カボチャの甘さとシャキシャキ良い香りのみつばを、和風だしがまろやかに包み込む。おや、冬瓜の皮が硬いぞ。平地のはこんなんだか。でも悪くない。刺身コーナーのしめさばも雰囲気を演出してくれた。本当なら、時間をかけて塩で〆たサバが油が落ちなくて良いんだけれど、ちょっとそこまでの時間はなかった。
ここまできたら日本酒でしょう!といきたいところだが、お酒は控えてみぞれ梨ジュースを楽しんだ。

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器はキャンプ道具のプラ椀なのがいかにも我が家らしい…。

家の電気を消して窓を開け、しばらく月を眺めた。南東の窓から月が見える。このところ、仕事を終えると身体が炎症しかけて火照ってつらいのだが、たちまちに月の光と夜風で癒えた感じがした。

明日は空手教室の日だ。せっかく癒した筋肉を、また好んで痛め付ける訳だが、足腰が強靭になる空手は、山歩きのトレーニングに最適だと思っている。
毎日空手をしていた頃は、14キロの登山コースを二時間弱で駆け抜けた。(相馬山登山+榛名湖一周である)
その頃は男子高校生並の体力があったわけだが、辞めた途端に倍の四時間かかるという失態も披露している。

今日は月に和み、明日は筋肉痛と強制ストレッチで身体に鞭打つ。毎日のメリハリを習慣にするのも、飽きなくて良いものだ。

(c) bearbell 2013